CVN(Collaborative Value Networks)協働型バリューネットワークコンセプト

今後の時代の流れを見たときに、企業はバリューネットワーク系全体を通したコラボレーションを大きく改善させる必要があります。ARCのCVNコンセプトは、あらゆる企業・団体がシームレスなコラボレーション実現する上で役に立つものです。

​以前に発表したARCのCMMモデルでは、Collaborative-Value-Network-300px-transp.gifプラントをコラボレーション・バリューネットワーク内の1つのノードと位置付けていました。以前のプラントIT活動の多くは、個別プラント運転の可視性を高めることとプラントシステムとビジネスシステムをよりうまく統合することに重点がありました。その結果、CMMは通常、あるプラント内でのプロセスとシステムの関連を可視化するために使用されてきました。今後の時代の流れを見たときに、企業はバリューネットワーク系全体を通したコラボレーションを大きく改善させる必要があります。CVNの見方は、コラボレーションのライフサイクルとバリューネットワークの軸を可視化するうえで、CMMの観点を補完するとともに拡張します。

グローバル経済重心の移動、ITへの接続性の改善とIT能力の強化、ミレニアル世代の台頭、の3つの流れは、製品、ビジネスモデル、製造戦略とプロセスのイノベーションのペースを加速することを、企業に促すだろう。堅牢な協働型プラントITシステムは、企業の成功にとって今日以上に重要なものとなるでしょう。エンジニアリングとサプライチェーンシステムも、ますます激しく変化してゆく企業を支援するうえで重要な役割を果たすようになるでしょう。

先進製造企業はすでにプラントITシステムに投資を行っているので、彼らは、優れた運転やコンプライアンスにどのように対処しどのように改善してゆけばよいかについてうまく対応しています。それらをさらに推し進めるために、製造企業は外部とのコラボレーションや棄却やその他のバリューネットワーク内のパートナとの情報共有を強化するという視点でこれらの分野を再度見つめなおす必要があるでしょう。

効果的であれ。能動的であれ。責任性を持て。これらは今後の企業にとってのキャッチフレーズです。