シェルがデータ活用により事後対応型から予測型に運用を転換

Submitted by Shin Kai on

 

ARC アドバイザリグループのアナリストは2016年9月にドイツのベルリン(Berlin)で開催されたOSI ソフト(OSIsoft)のEMEA ユーザ会議に参加した。同会議でシェル・グローバル・ソリューションズ(Shell Global Solutions)のファウンデーションサービス部門技術マネジャーのジョン・デ・コーニング(John de Koning)氏は、同社のエンタープライズ運用に関して、データを資産として扱いデータから最大限の価値を引き出すことによって、事後対応型(reactive)から予測型(predictive)へと転換する取組みに関して語った。

この大規模なプロジェクトのために、シェルはOSI ソフトのPI Collective Manager およびAsset Framework (AF)を活用して次の分析ステップに向けてデータの収集と構造化を行った。同社はまた、カナダにある同社設備における二酸化炭素貯留の事例に関して業務分析機能の運用データへの適用を試みる概念実証(proof of concept: POC)プロジェクトを立ち上げた。同プロジェクトのために、同社はOSI ソフトの業務分析(Business Analytics)向けPI Integrator を用いてPI システムのデータをマイクロソフト(Microsoft)のPower BI に統合した。