米国三菱電機オートメーションがIIoT 接続にMTConnect アダプタを導入

Submitted by Shin Kai on

 

三菱電機の米国法人ミツビシ・エレクトリック・オートメーション(Mitsubishi Electric Automation, Inc.)はこのほど、製造業者の産業用IoT(IIoT)活用を促進するオープンなMTコネクト(MTConnect)アダプタの導入を開始した。IIoT を活用することによって、ユーザは、生産性を向上させ、製造コストを削減し、さらにショップフロアの監視ができるようになる。MTコネクトは、オープンな標準規格であり、様々に異なる製造業者からの機械と他の電気機器との間で共通言語を共有することを可能にする。

このMTコネクト標準規格バージョン1.31 に準拠した新製品のオープンなMTコネクト・アダプタは、ショップフロアで稼働中の機械からのNC データをリアルタイムで把捉し、MTコネクト標準にフォーマット化する。1つの共通コミュニケーションツールを全ての機器に用いることで、専用化され、独自化されたソフトウエアを複数の機器ベンダから調達する必要性を減らすことができる。

MTコネクト・アダプタをサードパーティのクライアント・ソフトウエア・インターフェースと組み合わせることにより、経営者、プラント管理者、ショップフロア従業員はそれぞれ、ショップフロアにおける活動の包括的な概要情報を取得できるようになる。データが提供されると直ちに、ショップフロア従業員は生産ラインにおける問題点や非効率箇所を従来より素早く検出して対応策を施すことが可能になる。