横河電機、統合生産制御システムの最新版で入出力モジュールを拡充

Submitted by Shin Kai on

 

横河電機は2017年3月22日、同社主力製品である統合生産制御システムの最新版CENTUM VP R6.04 を3月23日から販売開始すると発表した。今回は入出力モジュールのラインアップを拡充し、Windows最新版に対応し、ネットワーク接続形態としてリング構成にも対応した。プラントの運転監視と自動制御の用途向けに販売し、価格は最小システム構成の場合400万円から。2017年度に1,200システムの販売を計画する。

IO モジュールのラインアップ拡張では、今回、同システムのIO 装置N-IO(Network-IO)のラインアップにデジタル信号専用のIO モジュールを追加した。入出力信号の種類を限定することにより、初期導入コストを低減できる。また今回、信号変換機能をIO モジュールのアダプタに追加したことで、信号変換器を搭載する専用盤の設置を不要にした。

また今回、Windows 10 Enterprise のLTSB (Long-Term Servicing Branch)に対応したことにより、マイクロソフトからの10年間のライフサイクルサポートを実現した。さらに、リアルタイム制御バスVnet/IP の接続形態として、従来のスター型に加え、リング型にも対応することで、柔軟なネットワーク構成を支援する。