富士通とVMwere、自動車業界向けIoT ソリューションで戦略的協業

Submitted by Shin Kai on

 

富士通とVMware (ヴイエムウェア、本社:米カリフォルニア州パロアルト)は2017年3月30日、自動車業界向けにIoT ソリューションを提供するための戦略的協業を発表した。無線通信を使用してソフトウエアのダウンロードや更新を行う富士通のOTA(over the air)リプログラミングソリューションにVMware のIoT ソリューションを組合せ、自動車メーカやパートナー企業向けにコネクテッドカーや自律走行のための堅牢なモビリティソリューションを提供する。

富士通は、今後コネクテッドカーの普及に伴いより高度化するECU ソフトウエアを効率的に管理、更新するために、差分更新技術を適用したクラウド連携のOTA リプログラミングソリューションを提供する。また、携帯電話やスマホなどの開発を通じて培ったセキュリティ技術を、自動車設計開発から組立工場、さらにユーザガレージまで、自動車のライフサイクル全般に適用する。

VMware のIoT ソリューションは、富士通のOTA リプログラミングソリューションと組合せることで、車両内のすべてのデバイスに対して、自動車メーカが必要なときに無線通信を用いたソフトウエアアップデート機能を迅速に提供できる。また、コネクテッドカー向けのサービスと高度なセキュリティ技術の迅速なグローバル展開を実現する、という。