エンドレスハウザーがセンスアクション買収により液体品質測定の提供を拡充

スイスのエンドレスハウザー（Endress+Hauser）はこのほど、液体濃度計測システムのメーカであるセンスアクション（SensAction AG）を買収した。同買収により、エンドレスハウザーは液体品質測定の製品揃えを強化する。センスアクションは現在のドイツのコブルグ（Coburg）にある本社をそのままに留め、13名の従業員も継続雇用する。センスアクション事業は、スイスのライナッハ（Reinach）に拠点を置くエンドレスハウザーの流体計測技術のコンピテンスセンターの一事業部門として運用される見通しである。

すでに、エンドレスハウザーのコリオリ流量測定機器は質量流量ばかりでなく、濃度も測定可能である。また電磁測定機器は、体積流量と並行して導電性を測定できる。エンドレスハウザーは、センスアクションの測定機器を自社のプログラムに組込むことで、同社グループの国際販売のルートを通じて新市場の開拓に活かしたい考えである。加えて、最終的にセンスアクションの技術をじかにエンドレスハウザーの流量計測機器に組込む計画がすでに準備されている。